眼科

地域に根ざし、幅広い疾患の診療を行っています

当院の眼科は1999年に設立され、近隣の眼科施設より多くの御紹介を頂いて、地域に根ざした眼科診療を行っております。現在、常勤医は2名で角結膜疾患やドライアイなどの眼表面疾患から白内障、緑内障、網膜硝子体疾患、ぶどう膜炎、小児斜視弱視など様々な眼疾患に対して診療を行っております。緑内障は溝上准教授と浪口医師、網膜硝子体疾患は上甲准教授、角膜疾患は白石教授、原准教授と坂根医師、ドライアイ・涙道疾患は鎌尾医師と当科では愛媛大学眼科と密に連携をとり、診療に取り組んでいます。

紹介件数

5年間の紹介件数の推移
5年間の紹介件数の推移
2012年261
2013年285
2014年495
2015年519
2016年562

(単位:件)

眼科手術件数

 白内障緑内障硝子体その他
2012年4155444 
2013年4126249 
2014年48887114 
2015年59867137 
2016年6247515723

(単位:件)

抗VEGF薬硝子体注射

2014年120
2015年277
2016年314

(単位:件)

代表的な対象疾患

1. 白内障
2. 緑内障
3. 角結膜疾患
感染性角結膜炎、アレルギー性結膜炎、ドライアイ
4. 網膜疾患
糖尿病網膜症、網膜剥離、加齢黄斑変性、網膜動静脈閉塞症、黄斑前膜、黄斑円孔
5. ぶどう膜炎
サルコイドーシス、Behcet病、原田病など
6. 斜視・弱視
7. 外傷

こんな症状の方は受診してください!

1.白内障

眼の中にある水晶体が濁る状態を白内障といいます。水晶体はカメラのレンズと同じような働きをしています。
白内障の原因はほとんどの場合が加齢に伴うものですが、糖尿病や外傷、アトピー性皮膚炎やステロイドの使用なども原因となります。白内障が進行してくると見えにくい、かすむ、物がぼやける、まぶしい、ものが二重に見えるなどの症状が出てきます。見え方に不自由を感じるようになれば白内障手術を行います。白内障手術は濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズを入れます。

2.緑内障

緑内障とは目の中に入った光の情報を脳に伝える神経が障害される病気です。そのため、見える範囲(視野)が狭くなりますが、多くの場合周辺から徐々に視野障害が進行するため、自覚症状が無いことが多いです。一般的に緑内障は怖い病気であると考えられていますがなぜでしょうか。それは、以下のような特徴があるからです。

  • ・40歳以上の20人に1人、70歳以上の10人に1人が緑内障といわれています(緑内障にかかる人が多い)
  • ・末期になるまで視力低下せず、自覚症状が無いまま進行することが多い(緑内障と診断された時には非常に進行している場合があります)
  • ・障害された神経は回復しないため、失った視野は治療にても改善しません
  • ・日本では成人の失明原因の第1位です

このように緑内障は身近にある病気ですが、進行すると失明に至る非常に恐ろしい疾患です。しかし、失明に至る原因の多くは、自覚症状が無く、眼科を受診せず放置していたためで、初期に緑内障と診断された場合はほとんど失明に至ることはありません。つまり、緑内障の早期発見が大変重要です。大切なことは緑内障の早期発見のため、早めに眼科を受診し、緑内障と診断された後も定期的に眼科を受診することです。

では、どのような方が緑内障にかかりやすいのでしょうか。

  • ・40歳以上の方
  • ・近視の方
  • ・家系に緑内障発症者がいる方

上記の方は統計的に緑内障を発症しやすいと言われています。

お心当たりのある方は、一度眼科を受診されることをお勧め致します。緑内障の診断には特殊な検査と、専門的な知識が必要です。緑内障は大変身近にある病気ですので、ご心配な方は一度当院を受診されてはいかがでしょうか。

3.網膜硝子体疾患

参天製薬株式会社ホームページより許可を得て引用

網膜とは眼球の奥に存在し、光を感じ取る膜状の組織で、カメラのフィルムに例えられます。その中心には黄斑(おうはん)と呼ばれる、ものを見るのに非常に大切な部分があります。また、硝子体とは眼球内腔を占める透明なゼリー状の組織です。この部分に発症する疾患が網膜硝子体疾患です。

代表的な疾患
糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、網膜剥離、網膜静脈閉塞症、黄斑前膜、黄斑円孔など
網膜硝子体疾患を疑う症状は?
急激な視力低下、まっすぐなものが曲がって見える、ゆがんで見える(変視症)、中心部が見えにくい、黒いものが飛んで見える(飛蚊症)、急に部分的に見えにくいところ(視野障害)が出現してきたなどです。糖尿病網膜症ではかなり進行しても全く自覚がない場合があるので糖尿病のある人では定期的に眼底検査を受けることをお勧めします。
網膜硝子体疾患で行う治療
当院では以下のような治療を行っています。
網膜光凝固術:
糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症、網膜裂孔など
硝子体手術:
糖尿病網膜症などに伴う硝子体出血、網膜剥離、黄斑前膜、黄斑円孔など
VEGF阻害薬硝子体注射:
加齢黄斑変性、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、糖尿病黄斑浮腫など

4.ドライアイ

ドライアイとは涙の減少・質の変化により目の表面が傷み、様々な症状を呈する疾患です。
目が乾く、目が痛い、目が重い、目が疲れやすい、ゴロゴロする、かゆい、光がまぶしい、かすむ、涙が止まらない。これらはすべてドライアイに当てはまる症状です。意外に思われるかもしれませんが、涙が止まらない、時々涙が出ると言った症状もドライアイである可能性があります。なぜなら涙が少なくなることだけでなく、涙の質が悪い場合もドライアイを引き起こす原因になるからです。

ドライアイは現代病とも言われ、テレビ、パソコンの画面を見る時間の増加による目の酷使、室内空調設備の充実による湿度低下、コンタクトレンズの長時間装用など、現代社会は目を乾燥させる要因に満ちあふれています。ドライアイ患者様は800万人以上いるとも推定されています。気になる症状をお持ちの方は一度眼科受診されることをお勧めします。

ドライアイは全身の病気に合併して発症することもあります。最近よく目が疲れる、何となく目が重いなど、軽い症状なので、そのまま様子を見ている方も多いと思います。しかし、膠原病などの全身の病気が隠れている場合もありますので、ご心配な方は一度当院を受診されてはいかがでしょうか。

医師プロフィール

  • 田坂 嘉孝

    専門分野:
    網膜硝子体疾患、白内障、眼科一般
    認定資格:
    日本眼科学会指導医・専門医
  • 篠崎 友治

    専門分野:
    眼科一般
    認定資格:
    日本眼科学会専門医
  • 非常勤

    白石 敦

    教授

    愛媛大学

    専門分野:
    角膜疾患
    認定資格:
    日本眼科学会指導医・専門医
  • 非常勤

    溝上 志朗

    准教授

    愛媛大学

    専門分野:
    緑内障
    認定資格:
    日本眼科学会指導医・専門医
  • 非常勤

    上甲 武志

    准教授

    愛媛大学

    専門分野:
    網膜硝子体疾患
    認定資格:
    日本眼科学会指導医・専門医
  • 非常勤

    原 祐子

    准教授

    愛媛大学

    専門分野:
    角膜疾患、アレルギー
    認定資格:
    日本眼科学会指導医・専門医
  • 非常勤

    鎌尾 知行

    助教

    愛媛大学

    専門分野:
    ドライアイ、涙道疾患、小児斜視弱視
    認定資格:
    日本眼科学会専門医
  • 非常勤

    浪口 孝治

    助教

    愛媛大学

    専門分野:
    緑内障
    認定資格:
    日本眼科学会専門医
  • 非常勤

    坂根 由梨

    助教

    愛媛大学

    専門分野:
    角膜疾患
    認定資格:
    日本眼科学会専門医